必要なモノを使用頻度順に並べ替えたら、次は収納スペースで使いやすい場所と使いにくい場所を見つけていきます。
分析は大きく分けて2段階で行います。
第1段階として、家全体・部屋全体と大きな視点から使いやすい場所とそうでない場所を確認します。
次に、各収納場所について使いやすい場所とそうでない場所を確認します。
収納場所の分析が出来るようになると、今までの自分の部屋や友人の部屋を見たときに、なぜこれがここにあるのだろうと言う疑問が湧いてくるようになります。
使用する時や場所がわかれば、どこに配置するべきかも自然とわかるようになってきます。
是非身につけましょう。
- 家全体・部屋全体と大きな視点で分析する。
- 各収納場所について分析する。
行動動線から収納スペースを分析する
出入り口やよく通る場所に、使用頻度の高いモノを配置することで使いやすくなります。
また、高さを意識することでさらに使い勝手が向上します。
高さの使いやすい順として、中段→下段→上段と言われています。
身体にストレスなく、使う場所で自然に配置されているのが最も使いやすい収納です。
高さは中段→下段→上段の順で使いやすい。
各収納スペースごとに分析する
奥行き、横、扉の形状等から各収納スペースを分析します。
奥行きはもちろん手前が使いやすく、奥が使いにくい場所となります。
横に関しては、扉の形状にも関わってきます。
例えば押入れの場合は、襖を開閉する時にわざわざ全開せず、使いたい幅だけ開く場合が多いと思います。
このように、一番はじめに開く部分が使いやすく、開く範囲が広くなる程使いにくい場所になってきます。
扉は、開く量が少ない場所が使いやすい。
使いやすい場所は危険地帯でもある
行動動線、各収納スペースの分析をすると、最も使いやすい場所が最も散らかっていたりします。
例えば、散らかりやすい場所として下駄箱の上が有名です。
これは出入り口で、かつ中段くらいの高さのため非常に使いやすい場所だからです。
使いやすい場所は、ついモノを置いてしまいがちになるため、気をつけないと最も使いやすい場所が有効に使えなくなってしまいます。
また、見た目も考えると、使いやすくてもあまりモノを置きたくないかもしれません。
そういう場合は、逆に花などモノを置いてしまうと良いでしょう。
すでにモノがきれいに配置されていると、無意識にモノを置くのも少なくなり、置いてしまっても見た目が一気に悪くなるため片付けたくなります。
最も使いやすい場所は、最も散らかりやすい。